人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター 北斗の拳』感想2

 

わたしは地方に住むしがないOLですので、

和樹さんが出るミュージカルを観る時は、

主に有給休暇をそこにあてて、まとめて4回くらい

観劇することが多いです。

 

ダブルキャストがある公演も多いので、

大体4回観ると半々になったり、ならなくても

見られないキャストはないかなという具合です。

 

fonsも、それで終わる予定だったんですよ…

どうして蓋を開けたら通算6回観てるんです?

(プラス配信もしっかり視聴)

 

…名古屋を足したからですね、ハイ。

(自問自答)

 

 

そんなわけで、行ってまいりました。

fons名古屋公演。そして大千秋楽。

 

まずびっくりしたのが、愛知県芸術劇場

めっちゃくちゃ音響いいですね(笑)

音楽を嗜むには聴力が足りないわたしですが、

それでも音響の良さが瞬時にわかりました。

 

15日ソワレのトキがですね、

個人的な感覚ですけれども、

再演フランケンシュタインのアンリみたいでした。

 

『兄弟の誓い』の時の表情が、

「俺が兄ちゃんを倒すの!!!!」

もうそれしか考えてない、見えてない

誇りに満ちた微笑みをたたえていたんです。

 

「俺がビクターのために死ぬの!それが喜び!」

ってまるでビクター以外視界に入っていない

アンリを思い出してですね…

 

感情がイッちゃった芝居に振り切った

和樹さんを見られて、「もうなんなの!笑」

って思いましたし、改めてお芝居って毎日

違うものが生まれるんだなと実感しました。

 

この日は北斗三兄弟によるトークショーがあって、

その時に「自分の役以外でやりたい役は?」

という話題になったんです。

 

大貫さんは

ラオウケンシロウにとっての敵側から

 この作品を見てみたい」

とのお答え。会場がおぉ、となる。

 

福井さんは

「本当は四兄弟なんですけど、ジャギですね」

と答え、若干ざわつく会場(笑)

 

そして和樹さん

「原作読んでいて、やっぱり好きなのが

 ジュウザなんですよねえ…」

さらにざわつく会場(笑)

きっと皆さん和樹さんのジュウザを想像しましたね。

ここで司会の塩田さんが

「登場の時は…」と振ると

「…『お待たせ』って言います」と。

 

さらに塩田さんと会場が盛り上がりかけたところで

 

「今はトキの格好してるんでできないですけど」ピシャリ

 

はいみなさん、これが加藤和樹という男です。

ここでうっかりジュウザになりきって

「お待たせ☆」なんて決める男ではないんです。

 

なぜなら今はトキだから。

トキはそんなことしないから。

 

かつて跡部景吾を演じた時、

跡部は泣かないから」とカテコもずっと

涙をこらえていたというエピソードがありますが

そこからずっと彼の信念は揺るがないんだなと。

 

トキの格好でジュウザの真似は絶対しないし、

カテコも絶対手を振らない(笑)

お姫様抱っこはするけど(笑)

 

この公演では絶対に揺るがないカテコのトキに

周辺のキャストがいじりにいっていて

それがとてもおもしろかったです。

どうにか崩してやろうっていうねw

 

一番は伊礼彼方さん。

伊礼さんがジュウザの日の和樹トキの警戒感よw

伊礼ジュウザによって手を振らされたり、

お姫様抱っこさせられたり、

「何かしろ」と前に押し出されたりw

本当に二人の絡みがおもしろかったです。

 

あとはユリアーヤ。

ユリアーヤ、いつもカテコでケンシロウの真似を

して跳び蹴りしようとして、和樹トキに

「おいおい」ってされてるのが大好きでした。

ユリアーヤの大千秋楽ではもう最初から

和樹トキの方を見て「やるよ?やるよ?」って

目配せしながら出てきましたwww

同い年の絡み、楽しかった。

 

そうそう、ある日は宮尾ラオウが突然

和樹トキのところへやってきて、手を組んで

ダンスを始めたこともありましたwww

(ダンスというか、「Yes、フォーリンラブ」的な…w)

あの時の和樹トキの「えっ」て顔も最高でした。

 

作品の話をしようと思ってたのに

気づいたら推しの話が長くなってしまう。

一回切ります。