人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

明日海さんの退団

もう、何日経ちますかね。
明日海さんの退団発表がありました。

なんだろうな……
「ああ、ここでか。」みたいな。
いざ発表されると動揺はしたけど、でも
納得はしました。

最初作品ラインナップが出たときは
「内容がざっくりすぎるワロタ」
「これではやめねーなw」
みたいな感じで思っていたんですが
だんだん、じわじわと、
「え、これもしかしてサヨナラなんでは…?」
と思うようになり(笑)。

VISAメッセージを読んで
「華ちゃんは明日海さんにとって
『自分の相手役』ではないんだなあ」
と感じてから、わたしの中で覚悟が
決まっていったように思います。

みりゆきが同時退団でないことに関しては
「一作違いならいっそ……」と
最初は悔やんだのですが、会見を見て
「今までの相手役さんと同じように
真ん中でお姫様として輝いている姿を
見たかった」
という趣旨の発言を聞き
すべて飲み込むことにしました。

そうだよね。
ゆきちゃんだけ、自分だけのサヨナラショー
できないとか、きっと明日海さんの中では
なしだったんだろうなあ。

明日海さんの最後の作品は
植田先生と稲葉先生。

トップ娘役をぞんざいに扱うことに長けた(嫌味)
植田先生を充ててきたのは巧妙だなと思います。
華ちゃんとあまりコンビ感を残したくは
ないんでしょうから。
きっと影の薄いヒロインになるんでしょう。

稲葉先生は退団者に配慮した演出もできるし、
宝塚幻想曲を手掛けた思い入れのある先生。
パレードの階段降りが絶対1人ずつという
謎のこだわりだけ納得いかないんですけど、
きっと良いショーをつくってくれるでしょう。


先日ムラで「CASANOVA」を観てきましたが、
本当に今の花組は安定していていいなあと
心の底から思いました。
それは前作「MESSIAH/Beautiful Garden」
でも思いましたし、そんな充実した明日海さんの
トップ時代を見届けられたので、
サヨナラがどんな作品になるにせよ
わたしとしては気持ちよく見送れるなあと
今は思っています。

劇団からも若い頃から期待され、
結局は5年超のトップ期間になる明日海さん。
でも、育った組ではない組で、
明日海さんのような人が、トップとして
自分も組子も心から信頼しながら
舞台を務められるようになるには、
この時間は必要だったと感じます。

これが大劇場5作程度で退団していたら
きっと悔いが残っていたと思います。
でも、ここまできたら。
ここ数作の花組を見たら。

「ああ、よかったなあ」と心から思えます。


もう、さっきから何様だと思うような
発言ばっかりなんですが……
素直な気持ちは薄れないうちに。
こうして残そうと思いました。

最近環境が変わったりして
わたしもバタバタなんですが、
まずは、もうすぐそこに控える
ゆきちゃんの卒業を
ゆきちゃんの地元から応援し、
ライブビューイングで見届けます。