人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

花組「MESSIAH」感想1

 

天草・島原の乱

高校時代、日本史選択だったわたしには

大変懐かしいワードでした。

 

伴天連とか。セミナリオとか。

 

観劇にあたって、Wikipediaとか読んだり、

歌劇やプログラムを熟読してみると、

「ああこれ習った習った」と色々思い出して

懐かしさを感じたり、この一揆を闘い散った

天草・島原の人々が実在したんだなあと

実感したり、そんなここ数日でした。

 

あ、お仕事は長期休暇で、ムラに行きまして、

休演日を挟んで計4回、どどどっと観ました。笑

 

細かいつっこみどころはありますが、

基本的にはとても良い作品で、泣けます。

毎回周辺からすすり泣きの声が聞こえてきました。

 

先に見ていた先輩から、

「四郎は確実にタケヒコの子孫だし

 リノは確実に天比古の子孫だから!!」

って言われていたのですが(笑)、

実際見てみると、確かにわからなくもない(笑)

 

四郎はタケヒコと同じくまっすぐでカリスマ性があり、

リノは天比古と同じ芸術家で、愛情が歪みがちw

あと、タケヒコは盟神探湯、四郎は踏絵のときに

最大限に機転をきかせ、現実的な面を見せるのも

とってもそっくりである。笑

 

でも、400年くらい前の話だけれど、

邪馬台国とは比べ物にならないくらい現実味が

あるというか、ファンタジー感がない。

本当にこうやって、自分たちの生活のために

勇気を出して戦った人々が、日本にいたんだ、と

強く思わされました。

特に大階段での一揆の場面で。

 

それぞれが一生懸命に生きて、闘って、散った。

その姿がひしひしと伝わるお芝居と脚本で、

花組はいいなあと改めて思ったし、

4回見る価値があった。もっと観たい。

 

ポーの一族を見たあとだと、何を見ても

物足りなく感じるかな、と思っていたけど

そんなことなかった。

花組と原田先生に乾杯。