人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

花組「ME AND MY GIRL」感想

 

花組の、

「ME AND MY GIRL」

を見ました。

 

明日海さんのファンなら

ご存じの通り、明日海さんは

ビルが大好きです。

惚れこんでいます。

ちょっとしつこいくらいです。

 

でも、明日海さんの言うことには

共感します。

 

いつも明るくふざけている下町っ子というイメージがあると思いますが、実はとても賢く、人の気持ちに敏感で誠実。暗い気持ちになりそうになったら、周囲をしんみりさせないようにおもしろいことを言って平気な素振りをしたり、人のことを思い遣れる人です。きっとランベスの貧しい暮らしでも、周りの人を笑顔にしながら生活していて、皆が頼りたくなる存在だったのではと想像しています。

  ――三井住友VISAカード 明日海りおコーナーより

 

ビルは頭のいい人です。

それに加えて人柄がよいのだから、

あのような誰も不幸にならない

ハッピーエンドができあがるのでしょう。

 

もしかすると、

ランベスの仲間たちの中には、

ひそかにビルのことが好きだった

女の子もいたかもしれません。

そのくらい、とーってもいい人です。

 

わたしがこんな風に思えたのは、

花組のミーマイを見てからです。

きっと、ビルに惚れ込んだ明日海さんが

作り上げたビルを見たからでしょう。

 

優しくて、思いやりにあふれたビルを

目の当たりにして、心がほっこりしました。

 

ビルと同じように、サリーもまた

頭のよい女の子です。

周りを思いやれる人だから、

愛する人のためを思って

身をひこうとします。

そりゃ、2人はカップルになるよなあと

思わずにはいられません。

 

今回の花組は、実力が破綻している部分が

全く見られず、とても見ていて

気持ちが良いものでした。

前にも書いた通り、Aパターンを見た日は

れいちゃんは本調子じゃなかったですが、

Bパターンを見たときは、

「パーチェスターに顎クイされたい…」

と思ったほど(笑)すてきな新しい

パーチェスターを魅せてくれました。

 

マリア役のお二人も、

自然に声を低くして話していて、

すごいなあと思いました。

違和感がありませんでした。

 

それでも今までのマリアよりは

少し若いので、

「30年間愛し合っていた」という

セリフは一瞬「!?」と思いますが(笑)、

10代のうら若き頃から

愛し合っていたんだと思えば、

納得できます(笑)

 

あと、わたし的ツボは、

あんなに腰の曲がったジャスパー卿が

パレードになるとシャキっと背筋が伸びて

色気ダダ漏れのお兄さんになって

大階段を降りてくるところです(笑)

らいさん、好きです(笑)

 

今でも、らいさんとたその配役は

逆でよかったんじゃないかと思いますが、

(たそもジャスパー卿やる気満々だったらしいし)

らいさんのジャスパー卿も、

たそのヘザーセットも、

とっても魅力的だったので、

これはこれで好きです。

 

今回、Bパターンの時には、

宝塚初観劇の友人を連れていったのですが

楽しんでくれたようでよかったです。

 

今のところもう観劇予定がないので、

パレードでぴーちゃんが降りてきた時には

つい泣きそうになりました。

やっぱり、さびしいですね。

 

ミーマイ、演目発表の時には

ぶつくさ言いましたし(笑)、

今でも明日海さん主演作品のバランスを

考えると、ここでミーマイを

持ってきた意味…と思いますが、

ミーマイだけを考えると、

このキャストでミーマイが観られて

良かったな、と思いました。

 

 

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