オランプ・デュ・ピュジェ(夢咲ねね・神田沙也加)
純粋で忠誠心に満ちた人。
アルトワ伯からうまーく逃れているのを見ると、
とても機転が利く人なんだと思う。
あれ、すごくない?
王族に「今度パレ・ロワイヤルを案内してくれ」
って言われて返す言葉が
「この身は王太子様の養育係として
王妃様に選ばれたもの。
王妃様のお許しを得ずして王族の方と
出歩くなど以ての外でございます」
だよ!?
よくあんな返しできるよねえ…
きっと元々勇気のある聡明な人なんだと
思うけど、実はロナンに感化された部分も
大きいんじゃないかなあと思う。
ねねンプは、お歌あんまり得意じゃないのは
相変わらずだけど(苦笑)、
そんなに聞き苦しくはなかった。
ねねちゃん、背高いのにさ!
和樹くんと並ぶとしっかり身長差あるの!
すごいわ~。かーねねの並び、良き。
さやンプは、発声がまず違う!
第一声聞いたとき、びっくりした(笑)
すごくよく通る声なんだなと。
そして強い意志を感じる声だった。
歌唱力はもう言わずもがな。
あと、ラマールとの笑いの間が完璧だった。
ラマールたちがロナンを逃がした兵士を探す場面、
兵士に変装したロナンとオランプがわたわたしながら
逃げていくのが好き(笑)。
宝塚版にはないよね?
てぺさやの時、「チビの兵士を見つけろ~♪」のとこで
「チビだって!あんたばれちゃう!」
「は!?おれ!?お前のことだろ!!」
とでも言ってるようなジェスチャーしてて笑った。
かーねねには決してできない。
むしろねねンプのときは
「いやねねちゃんちっちゃくないだろw」
って思いっきり心の中で突っ込んだ。
さて、宝塚版のオランプは、トップ娘役では
なかったために出番が減らされておりましたが…
フランス版の通り、東宝版ではオランプが
「許されぬ愛」をソロで歌っております。
王太子の葬式のあとですね。
これによって、一度はロナンを突き放すけど
やっぱりロナンが好き…という気持ちが
よりはっきりします。
あと、アルトワ伯の「私は神だ」は、東宝版には
ロナンはいません。曲が終わったあとに
「オランプを連れて帰るのは俺だ!」
と颯爽と登場します。ヒーローか。
そのあとの「天使のお導きでね!」が
かっこいいです。言ってみたい←
ちなみに実際にはシャルロットのお導き。
「ロナンの相手役」という点で、確かにオランプは
ヒロインかもしれない。けれどそれ以上に、
彼女もまたフランス革命の時代に生きた
女性の一人、という感じがすごくします。
主人公のひとり、というと言い過ぎかな。
でもそのくらいの感覚です。
ロナン亡きあと、オランプはどういう人生を
歩んだんだろう。
ロナンから、「次の時代を生き抜くんだ」と
未来を託されたオランプの人生、気になる。
フランス版では、なんとオランプが亡くなる
バージョンもあるんですってね。
それもそれでちょっと見てみたい。