花組公演のライブビューイングを観てきました。
星組「桜華に舞え」千秋楽のLVでは、
画面越しにも「これが最後」という出演者の
思いと客席の空気が伝わってきて、
始まった瞬間涙が出てきたのですが…
今日は、「雪華抄」も「金色の砂漠」も、
いつもの公演と変わらぬ出演者の空気を感じ、
思ったより泣かない自分に自分で驚きました。
ところが、最後、
ギィとタルハーミネとして生き抜いた二人を見て
ホロリ、そしてデュエットダンスでまたホロリ…
そして、何よりサヨナラショーで号泣。
大階段で一人スポットライトを浴びて歌う
花乃ちゃんを見た瞬間、泣きました。
サヨナラショーはそのひとの
タカラヅカ人生をプレイバックするものですが、
そのセットリスト1曲ごとに、
その時々のことを思い出して、泣きました。
花乃ちゃんがトップになって1番輝いていたミーマイ。
「帽子♪」がひたすらかわいかったアーネスト。
花乃ちゃんの数少ない初演作、カリスタ。
今でも大好きと語るW.M.W.。・・・
今でも、見ると辛かった気持ちを思い出す「花は咲く」。
なんだか最後までリフトは余裕!とはいかなかったけど、
当時と今では、二人の中に流れる思いが違うはずです。
そうそう、最後のパレードのトップコンビのお辞儀。
明日海さんは、とうとう最後まで花乃ちゃんには
頭を下げないがんこちゃんだったけど(笑)、
わたしが見た中で一番、しっかりと、
お辞儀をする花乃ちゃんを最後まで見つめていました。
もう、わたし一人で泣き笑いでした(笑)。
挨拶では、大劇場の時より涙声だった明日海さん。
もらい泣きされた方も多いんじゃないでしょうか。
いっぱいいっぱい叱って、いっぱい怒って、話し合って、
向き合って、向かってもらって、守って、助けてもらって、
育てあげた、初めての自分だけの相手役。
わたしね、思うんですけど
明日海さんも、見えないところで花乃ちゃんのことを
思って泣いたことあるんじゃないかなって。
「なんでわかってくれないんだろう」
「なんでできないなんて言うんだろう」
「よかった、あの子が先生にほめられた」
「ああ、さみしいなあ」
って。たぶん(笑)
明日海さんのこらえきれなかった、
「花乃ちゃんがほっぺたに降らせた雨」
に、みりかののすべてが詰まっているような
そんな気がしました。
明日からは、「みりゆき」がスタートします。
最後に大輪の花を咲かせた花乃ちゃんは、
上級生のゆきちゃんにとっても、
プレッシャーだと思います。
悲しいけど、決して長くはないコンビでしょうから、
密度濃く、走り抜けてほしいなと思います。
最後に、花乃ちゃん、卒業おめでとうございます。
「お前を愛しているわーー!!!」