人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

みりかのラストデイ。

 

花組公演のライブビューイングを観てきました。

 

星組「桜華に舞え」千秋楽のLVでは、

画面越しにも「これが最後」という出演者の

思いと客席の空気が伝わってきて、

始まった瞬間涙が出てきたのですが…

 

今日は、「雪華抄」も「金色の砂漠」も、

いつもの公演と変わらぬ出演者の空気を感じ、

思ったより泣かない自分に自分で驚きました。

 

ところが、最後、

ギィとタルハーミネとして生き抜いた二人を見て

ホロリ、そしてデュエットダンスでまたホロリ…

 

そして、何よりサヨナラショーで号泣。

大階段で一人スポットライトを浴びて歌う

花乃ちゃんを見た瞬間、泣きました。

 

サヨナラショーはそのひとの

タカラヅカ人生をプレイバックするものですが、

そのセットリスト1曲ごとに、

その時々のことを思い出して、泣きました。

 

花乃ちゃんがトップになって1番輝いていたミーマイ。

「帽子♪」がひたすらかわいかったアーネスト。

花乃ちゃんの数少ない初演作、カリスタ。

今でも大好きと語るW.M.W.。・・・

 

今でも、見ると辛かった気持ちを思い出す「花は咲く」。

なんだか最後までリフトは余裕!とはいかなかったけど、

当時と今では、二人の中に流れる思いが違うはずです。

 

そうそう、最後のパレードのトップコンビのお辞儀。

明日海さんは、とうとう最後まで花乃ちゃんには

頭を下げないがんこちゃんだったけど(笑)、

わたしが見た中で一番、しっかりと、

お辞儀をする花乃ちゃんを最後まで見つめていました。

もう、わたし一人で泣き笑いでした(笑)。

 

 

挨拶では、大劇場の時より涙声だった明日海さん。

もらい泣きされた方も多いんじゃないでしょうか。

 

いっぱいいっぱい叱って、いっぱい怒って、話し合って、

向き合って、向かってもらって、守って、助けてもらって、

育てあげた、初めての自分だけの相手役。

 

わたしね、思うんですけど

明日海さんも、見えないところで花乃ちゃんのことを

思って泣いたことあるんじゃないかなって。

「なんでわかってくれないんだろう」

「なんでできないなんて言うんだろう」

「よかった、あの子が先生にほめられた」

「ああ、さみしいなあ」

って。たぶん(笑)

 

明日海さんのこらえきれなかった、

「花乃ちゃんがほっぺたに降らせた雨」

に、みりかののすべてが詰まっているような

そんな気がしました。

 

明日からは、「みりゆき」がスタートします。

最後に大輪の花を咲かせた花乃ちゃんは、

上級生のゆきちゃんにとっても、

プレッシャーだと思います。

悲しいけど、決して長くはないコンビでしょうから、

密度濃く、走り抜けてほしいなと思います。

 

最後に、花乃ちゃん、卒業おめでとうございます。

「お前を愛しているわーー!!!」

 

 

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