人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

初めて生でエリザベートを観たニワカの独り言

 

 

※以下、「花エリザ」は2014年の花組公演を、

「宙エリザ」は2016年の宙組公演のことを指します。

※過去の公演との比較なども書いてありますので

苦手な方は読むのをお控えください。

 

 

 

エリザベート」という作品はすごい。

 

言葉が悪くて申し訳ないのだけれど、

わたしは花エリザの映像をくさるほど観てきた。

それはもう、何回も何回も。

 

それなのに、先日宙エリザを観劇していて、

一瞬たりとも「早く終わらないかなー」と

思う瞬間がなかった。

あっという間だった。

今まで観劇した中で、

一番あっという間だったかもしれない。

 

 

たった一度だけの観劇で語るなと

言われるかもしれないけれど、

感想をつらつらと語りたくなった。

 

 

宝塚の「エリザベート」の主役はあくまでトートなんだけど、

やっぱりこの作品の主役はシシィなんだということを、

生で観劇して初めて実感し理解した。

映像だと、どうしてもトート中心のアングルに

なってしまうからかな、と思う。

 

それはルキーニも同じで、あくまでストーリーテラー

このお話の登場人物ではない。

最後、トートから短剣を受け取りに走ったその瞬間から、

登場人物として物語に入ってくる。

その切り替えは、あいちゃんの力でもあるのかも。

 

ちなみに、わたしが観劇した日は、

一路真輝さんがいらしていて、2幕の最初、ルキーニに

「あれ!トート閣下!なんでそこにいるんですか!

 出番来ちゃいますよ!!

 …失礼、これはこれは、初代トートを演じられた

 一路真輝さん!」

みたいな感じでいじられていました。

客席びっくり(笑)

 

 

話を戻して。

 

映像で見たものと、生で観たものを比較するのは

平等じゃないかもしれないけど、

これも自分の感じたことなので。

 

まぁさまのトートを見た印象は、

一言でいうと「ナルシスト」。

いつも、「俺かっこいい」って思ってそう(笑)

きっと、今までも幾度となく女を抱いてきたけど(爆)、

初めて自分が心から手に入れたい、

自分の方を向いてほしい、と思ったのがシシィなんだな。

書いていて、「ティボルトみたい」って

思ってしまった(笑) 

 

女の扱いにも一通り慣れている。

私は上手で観劇していたので、

シシィに「私を返して!」って言われた瞬間の表情は

うかがうことができなかったけど、

みりトートはその時首に手をかけようとしたところだったのに

対して、まぁさまトートは手をかけて、

もうキス寸前だった(笑)

完全にシシィを喰おうとしている体勢だった(笑)

 

みりトートは、初恋がシシィ。

たぶんチェリーボーイで(笑)、

恋というのが何なのか知らない(笑)

シシィに出会って初めて「恋」という感情を知った感じ。

 

最後通告のあと、シシィに「出てって!」と言われて

部屋を出てドアを閉め、悔しがるシーン。

みりトートは

「くそ~、いけると思ったのに~…なんでだ…

 なんで振り向いてくれないんだ…

 ……でもいいもんね、次の作戦やるから!」

っていう感じで(笑)、まぁさまトートは

「なぜ!?なぜこの俺がフラれたんだ…

 どうする俺、どうするよ俺!?

 ……そうだ、ミルクやろーっと」

って感じ(笑)

 

…やっぱりトートって、本人のキャラが

反映されやすいのかなあ。

わたしの思い込みなのかなあ。

でもこのシーン、それぞれのトートの個性が

よく表れる場面なので好きです。

 

 

長くなったので続きはまた今度。

 

 

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