先日、月組公演「舞音―MANON―/GOLDEN JAZZ」を観劇してきました!
後から知ったことなのですが、赤根那奈(夢咲ねね)さんと同じ回を観劇していたようです(^^)
わたしは2階席だったので、全然知りませんでした(笑)
以下、感想を述べますがネタバレ含みます。
舞音、期待通り美しい世界観で、物語も破綻していなくて、スッキリと見ることができました。
派手じゃない分「タカラヅカ見た!」って気分にはなりにくいかもしれませんが、これはこれで好きです。
ただ雰囲気的には小公演向きかもしれませんね(^_^;)
わたしは「愛と革命の詩」を見た時もそうでしたが、まんまと景子センセイの壮大な雰囲気と音楽に惹かれてしまうタイプなので、意外と満足できて、とても良かったなと思います。
最初と最後だけ観にリピートしたい(笑)
登場人物もそれなりにいながら、観客をおいていかない物語になっていたところも好感が持てました。
真咲さんがもうそれはそれはまさお節全開だったのですが、意外とストレスにはなりませんでした。
映像作品見てるうちに耐性ついたかな(笑)
ちゃぴ演じる舞音の登場シーンが、初日映像見た時から好きです。
あの蝋人形のような表情がツボで…(笑)
ちょっと怖いんだけど引き寄せられてしまう。
これぞマノン…!
なんにもネタバレを見聞きせずに行ったのですが、展開が読めなくてドキドキしました。
クオンが殺されるところとか「あらー!ここで殺されちゃうのー!?」みたいな(笑)
最後舞音が死ぬことも知らなかったので「あ、し、死んじゃうんだ…(°д°)」って思いながら見ていました(笑)
舞音が撃たれるところ、周りの人も同じように撃たれているので、あんまり重要なシーンに思えず、怪我した程度に考えていたらその傷が原因で死んでしまったので、もう少し「舞音が瀕死の重傷を負った」感が欲しかったなあと思いました。
最後のシーンでシャルルと舞音が乗る舟が登場してきたとき、真っ先に「ベルばらか!!」と思ってしまったのはわたしだけでしょうか。
構図がそっくりでした。
でも、ベルばらとは違う別の既視感があって、観劇後もずっと考えてたんですけど、その日の夜にふと
「大海賊だ。」
と(笑)。
そっくりじゃありませんか?
主人公が、重傷を負った愛するヒロインを必死にかばいながら舟に乗り、舟の上で主人公の腕の中でヒロインが息絶えるこの構図。
大海賊だわ!ああスッキリ!
って思いながら余韻に浸っていたのでした(笑)
あとベルばらといえば、1個ベルばらにそっくりなセリフが出てきたんですよね。
「かつてアメリカが自らの手でイギリスから独立を勝ち取ったように、…」みたいなセリフ。これはベルばらのセリフですが、これをドイツに置き換えただけのそっくりのセリフがあって、「ベルばらだ…」とか思っちゃいました、その場で。
この作品ではフランス領インドシナを舞台にしていますが、この作品をベトナムの人が見たらどう思うのかなあと考えています。
わたしはベトナム人の知り合いが何人かいるので尚更考えてしまいました。
植民地支配というのは、その国の人にとって負の歴史だと思います。日本の本土に住む日本人には容易に想像できない感情ですし。
そんなことも思いながら観劇していました。
なんてちょっと重いことも考えていたのですが、とりあえず、あまり詳しくない組を見ると、物語だけに集中できるのでいいですね(笑)
詳しくないと言っても、月組は元明日海さんがいた組なだけあって、映像は花組の次に見ていて、ジェンヌさんたちも花組の次に知っています。
でも舞台に出てるのを見て瞬時に判別できるのってやっぱ主要キャストとその周辺ちょっとくらいなんですよね~。
でも自分にとって月組はその「知っている人」と「主要キャスト」がしっくりきていて、スターさんも意識しつつ、物語に入り込むことができました。
ので、現状維持でいきたいと思います。笑