人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

花組「宝塚幻想曲」感想2

 

こんばんは。

さっき「ノクターンー遠い夏の日の記憶ー」を観ました。

れいちゃんの笑顔って眩しいですね。はい。

 

さて、ファンタジアの感想の続きを。

 

第7場 第7楽章 花に嵐

れいちゃんがメインの場面です。

まあお歌は相変わらずアレレな感じです←

出しにくい音域を頑張ったあとの出せる音域歌う時ののびのび感がすごいです(笑)

 

のっけから「俺は嵐」とか歌っちゃうところがちょっと厨二くさいんですけど(笑)、

……今プログラム見て気づきましたが、「俺は嵐」って歌ってるのに役名は「黒影」なんですね。

 

嵐の化身・れいちゃんが「愛なんてw」みたいに歌ってるところへ、花園の少女・花乃ちゃんが現れて、れいちゃんは心を動かされていきます。

 

エリザベートの新人公演を彷彿とさせる場面ですw

(新公観てないですけど)

 

まさに設定がエリザベートっぽいんですよね。愛を知らなかった男がある女に出会って心動かされるっていうのが。で、最後は一緒に死ぬ。

ここではれいちゃんの表現力が爆発していて、この場面を見て、素人ながらに「れいちゃんって芝居心がある人で、すごく繊細なお芝居・表現をする人なんだなあ」と思いました。

そしてこの場面では花乃ちゃんをリフトするシーンもあって、さすがの迫力でした。れいちゃんが将来トップさんになったら、相手役さんとのデュエットダンスはすごい高速リフトが飛び出すんじゃないかな(笑)なんて将来の楽しみもできました。

 

 

第8場 第8楽章 永遠 風に舞う花

Mr.Swing!で言えばリズムの場面に相当するところでしょうか。

見ていると、窓を大きく開け放して気持ちの良い風がさわやかに吹き抜けてくるような、そんな気持ちになる場面です。

 

東京公演では、ここでマイティーがとびきりのさわやかな笑顔で踊っていたのが印象的です。

 

第9場 第9楽章 無限 春の花

キキちゃんの銀橋でのソロのあと、ロケットです。

キキちゃんの歌声が本当にのびやかで、見ていて気持ちがいいです。

どの音域も無理なく歌えているように感じるし、第8場からのさわやかな雰囲気を壊さずにうまく繋げてロケットにバトンタッチしていたと思います。

 

ロケットは、つかさの笑顔が忘れられませんw

 

第10場 第10楽章 さくら幻想曲

ロケットが終わって、幕が上がると、そこには綺麗な桜色のドレスを着た娘役さんと、大階段に腰掛ける明日海さんのお姿が……!!!

「座る」じゃなくて「腰掛ける」っていう言葉の方がしっくりくる。

 

初めて見た時「ふおおおおお!!!!」って声が出そうになりましたw

それくらいめちゃくちゃかっこいいんです。あの衝撃忘れません。

大股開きでちょっと気だるいあの座り方。表情。

あれ反則!もう!稲葉センセイッ!!

 

でも、東京よりも大劇場の時の方が、座ってる時の表情に憂いを帯びていたような気がする…ちょっと熱を帯びているような。

そっちのほうがわたしは好みです~。

 

当たり前なんですけど、初めて見た時は幕の向こうにどんな光景が広がってるかわからないからそれはそれはものっそい衝撃で。東京公演のときは「うん、あー相変わらずかっこいいわここ」くらいにしか思えなかったんですよね~。あーあの時の衝撃をもう一度味わいたい……

 

最初この場面で明日海さんを娘役さんが囲んでいるんですけど、その輪っかの頂点がじゅりあ姉さん、次がきらりさんで、あーこの並び最後かー…と思うと、目に焼き付けておこうって思いましたね。

 

で、明日海さんがさくらさくらを歌い終わる頃には男役さんたちも揃って激しい踊りに。

途中で5組のカップルが組んで踊って、リフトするシーンがあります。本当にきらりさんが幸せそうで、見てるこちらも本当に幸せな気持ちになります…♡

 

そしてそこから男役黒燕尾!

ここで、大劇場の時にふと何も考えずに双眼鏡を上げたところ、偶然目に飛び込んできたのが、

ニヒルな笑みを浮かべて大人の憂いを帯びた夕霧らい氏`)アウ

完全にノックアウトされました。

東京で改めてらいさんを見たんですけど、他の男役さんは割ときりっとかっこいい表情できめていて、それはもちろんかっこいいんですけど、その中でらいさんは大人の笑みを浮かべて踊っているわけですよ!上級生だからこそ出せるオトナのちょっと危険な香りのする笑みで!ああらいさんあなたは罪な人だ…

 

ところでこの黒燕尾、とってもハードだと話題ですが、これを振りつけたのがヅカファンにはおなじみKAZUMI-BOY氏。

もえりさんから聞いて知ったんですが、KAZUMI-BOY氏が黒燕尾の振付を担当したのはこれが初めてだったそうで。

(追記:コメントにてご指摘いただきまして、KAZUMI-BOY氏が黒燕尾の振付を担当したのは初めてではなかったようです。失礼いたしました。)

 

おかげでなんだか、斬新でかっこいいけど、いやもう私的には黒燕尾のためにチケット増やしたいくらいですけど、正統派な黒燕尾とはちょっと違う黒燕尾になっていたように思いますー…

 

今回の黒燕尾、とにかく音楽がよくて、三味線ロックなさくらさくらが本当に素晴らしい。あれだけシングルカットしてくれてもいいくらい。買うよわたし。

 

第11場 第11楽章 愛の花

トップコンビのデュエットダンスです。

本当にみりかのというコンビにぴったりの振付だと思います。

 

不安そうに後ろを向いてしまっている花乃ちゃんの手を優しくとる明日海さん。

恥じらう花乃ちゃんを優しく包み込む明日海さん。

一足先に階段を降りて、下から「おいで」と笑顔で手を差し伸べる明日海さん。……

 

いやもう泣かせる気かよ!!!!

今のみりかののための振付だよねえコレ!!!!

 

そして選曲が「花は咲く」なのがとてもいいと思います。

台湾を意識してのことでしょうね。

 

さて、先日記事にもしましたリフトですが、

わたしの見るかぎり変更もなし、普通にリフトしておりました。

わたしが見たときは初日だからか、しっかりと綺麗にリフトしていて安心しました。

あのパフォーマンスが千秋楽までずっとできますように。

 

 

第12場 第12楽章 終曲 宝塚の花

パレードです。

くみさんのエトワールは安心して聞けますね。今までエトワールやったことなかったとかほんと信じられない。

あと皆さんの衣装の色合いも好きです。すみれ色。

 

階段降りの順番は

芽吹幸奈→瀬戸かずや→柚香光→芹香斗亜→花乃まりあ→明日海りお

の順番です。

まあ正直豪華さには欠ける階段降りです。

あきらさんが階段一人降りというのもそれはそれでめでたいことですが、もっといるでしょ花組には。スターが。

そりゃ蘭寿さんが卒業されてだいもんも組替えしちゃって、そのまたもっと遡ればスター不足感は否めないですが、それにしても全員一人降りってのも……

 

そして、これは個人的な好みの話なのですが、

わたし、パレードで、トップ娘役と三番手、トップスターと二番手、そしてトップコンビが向かい合ってお辞儀をするあの流れが大好きで。

だからこそちゃんとお辞儀してほしいんです。

なのに!明日海さん、花乃ちゃんの方向いてちょっと頷く感じでニコッ、で終わり!

 

~~~ちゃんとお辞儀せんかいッp( `皿´)q!!

と、ちょっと思ってしまいました。はい。そういう演出というか振付なら明日海さんに罪はありませんが。ちょっとそこが気に食わないのでした。こまけーよという意見は受け付けておりません←

 

 

というわけで、場面ごとに細かく振り返ってみましたが、なかなかに長かった(笑)

でも楽しかった!

最後までお読みくださりありがとうございました。

あとちょっとだけ、総評の記事あげて終わりにしようと思います。

 

 

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