人はこうして沼に溺れる。

沼に堕ちていく哀れなオタクの姿を晒すブログ。明日海りおさんをきっかけに宝塚歌劇を観るようになり、今は再演1789をきっかけに堕ちた加藤和樹さんの沼から抜け出せない日々を送っています。

夢で明日海さんに退団を意識させられた話

 

今日の夢に、明日海さんが出てきました。

 

どんな状況でどんな関係だったのかは

よく覚えていませんが、普通の会話の途中、

ナチュラルに明日海さんに

「まあ、退団までそう長くないしさ、~~」

と明るく言われて、わたしが

「そんなことみんなわかってるんだから

 口に出さないでよ…」

と泣きつく夢でした。

 

 

 

なに、お告げ??

やめてくれ~…

 

 

明日海さんが日に日に痩せていくのを

見るのは確かにつらいし、

激務を長期でやれなんて言えないけど、

でもやっぱりもう少し長く見ていたい。

 

それに、ゆきちゃんはきっと自分の立場を

分かっている。

きっと明日海さんより後にはやめないだろう。

だから尚更、明日海さんの任期が

大事になってくる。

 

2017年の花組の大劇場公演は

邪馬台国の風」だけなので、

明日海さんが今年中に退団することはない。

早くて2018年のお正月公演。

前にも書いたことがあるけど、ここからは

ラインアップの発表ごとに

色々と覚悟しなくてはならない。

 

わたし個人的には、みりゆきには

3作品はやってほしいと思っています。

それが、わたしの勝手に決めている

「早いよ!」より「おつかれさま」が

勝つボーダーラインです。

 

あと、これは本当になんとなくなんですが、

真咲さんよりは多くやってほしい。

だから、あと3作。大劇場8作。

 

 

夢に出てきたことって、

無駄に意識してしまいませんか?

わたし過去にも真風さんが夢に出てきて

すごく意識したことがありました(笑)

 

夢に出てきた明日海さんに

すごいことを言われてしまったので

なんだか今日はテンションが上がりません…

 

 

テンション上げるために早いところ

邪馬台国の先行画像出してほしい…

てか、制作発表するのかしら…

 

 

 

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環境も父の血も抗えないビルマーヤの慈悲深さ

 

花組ロスがおさまらなくて、

毎日「金色の砂漠」のDVDを見ています。

 

タルハーミネとビルマーヤとシャラデハ。

3人とも父親はジャハンギールですが、

母親は皆アムダリヤではなく後宮の女たちで、

日本で言えば将軍と側室の間にできた娘です。

 

3人のうち、ジャハンギールに似たんだなと

感じるのはタルハーミネとシャラデハ。

ビルマーヤのあの慈悲深さは父親譲りではない(笑)。

 

でも、長子として自覚と誇りがある長女、

上を見て自分の道を決め要領よく生きる次女、

末っ子として可愛がられ自由に生きる三女、

という点では、三姉妹なのだなと思います。

 

ビルマーヤの母親ってどんな人だったんだろうと、

よく想像するのです。

ジャハンギールの血も勝てないほどの仏のような

慈悲深さがあるなんて、よほど母親も

心優しい人だったんだろうなと(笑)

 

育った環境がそのまま影響するなら、

ビルマーヤだって「奴隷は土や砂と同じ」と

思って生活していると思います。

でもビルマーヤはすごく小さい頃から

奴隷に薬を分けてくれるような子です。

元の性格だったんでしょう。

 

ギィとジャーがそれぞれ

タルハーミネとビルマーヤに充てられたのは

たぶん年齢順だったんでしょうが、

もし仕えていたのが逆だったなら、

お互いの性格を打ち消し合って、

プラマイゼロで穏やかに暮らしていたかも

しれません(笑)

 

 

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「明日海りお」と書いて「一人っ子」と読む

 

明日海さんの本当の性格なんて、

実際に会ったことないからわかりませんけれど、

節々に垣間見える明日海さんの言動には常々、

「あぁ、わかるわ」

と思うことが、おこがましいですが、あります。

 

それは何より、明日海さんもわたしも

「一人っ子」

というところに由来するものです。


一人っ子は、小さい頃からなんでも

自分のペースで物事を進める傾向があります。

食事も、遊びも。

それをへし折られる経験がないので、

自分の世界を侵されるのが人一倍キライです。

結果こだわりも強くなります。

プライドも高くなります。

 

とても頑固です。

口に出すかどうかは別として、自分の考えの

主張が激しく、たぶん聞き上手な一人っ子は

あんまりいないと思います。

「聞いて聞いて!」タイプが多いです。

 

自分はマイペースなくせに、構ってちゃんです。

束縛も割と強め。でも束縛されるのはイヤ。

自分の周りにいる人には、

自分と同じ価値観や好みを持っていてほしくて、

それを譲歩する気は、あんまりない。

合わなかったら、うん、それまで。

 

 

……まあ、これらはわたしの主観で、

当てはまらない一人っ子もいると思いますが。

明日海さんもそういう部分があるんだろうなと、

ファンになってから感じることが多々あります。

明日海さんはわたしなんかよりも長く生き、

何倍もの経験値があるので、

これらをすべて剥き出しにすることはないでしょうが、

根本の性格として。

 


明日海さんは、相手役さんのことを

「自分自身に近い」と言いました。

自分と同じレベルで、同じ価値観を持つ、

いわば鏡合わせのような考えを持った娘役。

きっとそれが明日海さんの理想です。

だから、余計に自分の価値観や好みと違うことを

されるのが嫌なのだと思います。

それは、プライドが許さない。

仮に、レベルとしては明日海さんと並んでいたとしても。

 

これは、「花乃ちゃんが褒められると誰よりも嬉しい」

という発言からも受け取れます。

だって自分と同じ価値観になるように育てているから。

自分が褒められたも同然だから。

 

明日海さんは、花乃ちゃんに自分と同じ価値観や

考えを持って、それを表現して

ほしかったんだろうなと思います。

だけど、花乃ちゃん自身は経験不足で、

価値観を合わせる以前のレベルだった。

「はいこっち向いて!歩くときはこう!」

から始めるくらいに。

 

すみれコードに引っかかりますが、

今のわたしの年齢は、花乃ちゃんがトップ娘役に

就任したときの年齢なんです。

改めてその若さで主演になる責任、

相手役が明日海りおさんというプレッシャーは

計り知れないなと感じると同時に、

7歳も年上の先輩に

「芝居も歌も踊りも自分の価値観に合わせてくれ」

なんて言われたら…

「できません」と泣きたくなる気持ちもわかります。

選ばれたからには本当はそんなこと、

トップ娘役の立場で言ってはいけないのでしょうけど。

 

正直、明日海さんも、何度も投げ出したく

なったんじゃないかなって。

でも、明日海さんは辛抱強く向き合い、

花乃ちゃんは時折向き合うのを放棄しそうに

なる明日海さんに、勇気を出して近づいた。

結果、花乃ちゃんは2年かけて、

「明日海さんの好みを熟知したガッツのある人」

になったんだろうな、と。


明日海さんの相手役さんは大変です。

いくらビジュアルやレベルの相性がぴったりでも

価値観や好みが合わなければ

明日海さん自身の理想の相手役にはなれません。

 

だから本当は、明日海さんのクセ、価値観、好みを

わかっている人と組むべきだったのです。

そこは、劇団のミスです。

みりかのはそこを理解する期間がなかったので、

結果的に2年間という期間の約半分を、

主演舞台をこなしながらお互いを探る期間に

充てることになってしまいました。

 

その点、ゆきちゃんは有利です。

組むまではいかなくても、明日海さんが花組に来てから

明日海さんがどういう役作りをするか、

蘭ちゃんや花乃ちゃんにどういう風に接してきたか

見てきているはずだから。

そこは、明日海さんも少しは安心していると思います。

それでも、苦労するんだろうな…ゆきちゃん…

 

一人っ子って、厄介だなあって、

自分もそうだし、周りを見ていても思います(笑)

でも、それを補って余りある素敵な魅力を

持っている一人っ子もいて、

だから花乃ちゃんは何度も何度も

「明日海さんを尊敬している」

「明日海さんはわたしの師匠」

と言っているのだろうし、わたしも

そんな人になりたいなと思います。

 

 

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みりかのラストデイ。

 

花組公演のライブビューイングを観てきました。

 

星組「桜華に舞え」千秋楽のLVでは、

画面越しにも「これが最後」という出演者の

思いと客席の空気が伝わってきて、

始まった瞬間涙が出てきたのですが…

 

今日は、「雪華抄」も「金色の砂漠」も、

いつもの公演と変わらぬ出演者の空気を感じ、

思ったより泣かない自分に自分で驚きました。

 

ところが、最後、

ギィとタルハーミネとして生き抜いた二人を見て

ホロリ、そしてデュエットダンスでまたホロリ…

 

そして、何よりサヨナラショーで号泣。

大階段で一人スポットライトを浴びて歌う

花乃ちゃんを見た瞬間、泣きました。

 

サヨナラショーはそのひとの

タカラヅカ人生をプレイバックするものですが、

そのセットリスト1曲ごとに、

その時々のことを思い出して、泣きました。

 

花乃ちゃんがトップになって1番輝いていたミーマイ。

「帽子♪」がひたすらかわいかったアーネスト。

花乃ちゃんの数少ない初演作、カリスタ。

今でも大好きと語るW.M.W.。・・・

 

今でも、見ると辛かった気持ちを思い出す「花は咲く」。

なんだか最後までリフトは余裕!とはいかなかったけど、

当時と今では、二人の中に流れる思いが違うはずです。

 

そうそう、最後のパレードのトップコンビのお辞儀。

明日海さんは、とうとう最後まで花乃ちゃんには

頭を下げないがんこちゃんだったけど(笑)、

わたしが見た中で一番、しっかりと、

お辞儀をする花乃ちゃんを最後まで見つめていました。

もう、わたし一人で泣き笑いでした(笑)。

 

 

挨拶では、大劇場の時より涙声だった明日海さん。

もらい泣きされた方も多いんじゃないでしょうか。

 

いっぱいいっぱい叱って、いっぱい怒って、話し合って、

向き合って、向かってもらって、守って、助けてもらって、

育てあげた、初めての自分だけの相手役。

 

わたしね、思うんですけど

明日海さんも、見えないところで花乃ちゃんのことを

思って泣いたことあるんじゃないかなって。

「なんでわかってくれないんだろう」

「なんでできないなんて言うんだろう」

「よかった、あの子が先生にほめられた」

「ああ、さみしいなあ」

って。たぶん(笑)

 

明日海さんのこらえきれなかった、

「花乃ちゃんがほっぺたに降らせた雨」

に、みりかののすべてが詰まっているような

そんな気がしました。

 

明日からは、「みりゆき」がスタートします。

最後に大輪の花を咲かせた花乃ちゃんは、

上級生のゆきちゃんにとっても、

プレッシャーだと思います。

悲しいけど、決して長くはないコンビでしょうから、

密度濃く、走り抜けてほしいなと思います。

 

最後に、花乃ちゃん、卒業おめでとうございます。

「お前を愛しているわーー!!!」

 

 

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「金色の砂漠」で好きなセリフ

 

金色の砂漠、とっても良い作品で、

感想とかつらつら書きたいのですが

なんだか言葉にするのが難しいので、

今日は私の好きなセリフをどどんと

発表することにします。順不同です。

 

 

1.ジャー「僕はあなたが好きです」

いやあ~~~あんな穏やかな口調で

こんなこと言われてみたい!

なんなの!かっこよすぎ!

 

私感ですが、もしギィとタルハーミネが

外見からお互いを愛し始めたなら、

ジャーとビルマーヤは内面から愛したタイプでしょう。

だからこそ、こんなことを言っても

2人の空気感が変わらないのだと思います。

 

 

2.タルハーミネ「ナルギス先生こんにちは!!!」

も~~これかわいくって!!

いっつもオペラグラスロックオンです(笑)

算術は苦手で授業を受けたくなくても、

挨拶はちゃんとする!!良い子です(笑)

 

子どもの頃のギィとタルハーミネは

それはそれはかわいくて、

明日海さんなんかまあだてに下級生時代

子役ばっかりやってたわけじゃないんだわって(笑)

 

セリフとは関係ありませんが、

子どものギィがタルハーミネの額の傷に

キスするところもかわいくって大好きです。

 

ただ、その場面のタルハーミネのお衣装が

ドーランで汚れすぎてて不憫なので

休演日にはしっかり洗ってあげてください…

 

 

3.ギィ「その奴隷が、主人に恋していたらどうするのですか」

うひょーーーーーー言われてみたいセリフナンバー1!!!!笑

すごく遠回しに言っているのに、

一言で空気を変えてしまうスゴいセリフです。

でもまあ、そのあと矢継ぎ早に

「あなたのそんな声が好きだ」

「そうやって睨んだところも好きだ」

ってド直球なセリフ言ってるんですけどね(笑)

もう、この一連のやりとり、やってみたい(笑)

 

 

というわけで、好きなセリフを発表してみました。

ではまた。

 

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みりかのを見納めた今、みりかのに思うこと

 

今日、みりかのを見納めてきました。

ライブビューイングもあるんですけどね、

生は今日が最後でした。

 

全部で3回見て、もう毎回幸せで…

 

「金色の砂漠」という作品はとても奥深い上に、

たとえば明日海さんなら「ギィ」としてだけでなく

「明日海りお」としても見ているので

心が忙しく、まだ消化しきれていないのですが。

 

とにかく、見ていて幸せだったんです。

ようやく、「あてがきってこういうことか」と

実感できたので。

カリスタは色々不満も多くて…(笑)

 

どのシーンもかっこよく、何を言わせても素敵で、

花組みんなが適材適所で。

 

わたしがヅカヲタになったと同時に、

みりかのはコンビとしてのスタートを切りました。

もはやわたしのヅカヲタの歴史はみりかのと共に

歩んできたようなものなのですが(笑)、

正直、もやもやすることの方が多くて、

ネガティブな思いばかりがあふれがちだったんですが、

最後、こうしてみりかののための作品に出会えて、

コンビとして分かり合えたんだなあと

実感することができて、幸せな気持ちになれました。

 

GRAPHや歌劇の対談や、少しだけ聞いたお茶会の話、

色々合わせて考えると、わたしや他のファンの方々が

想像していたあれこれは、

多分あながち嘘じゃなかったんだと思います。

 

心がすれ違っていたこと、

明日海さんが花乃ちゃんに厳しく接していたこと。

 

それがオフだけでなく舞台に悪い意味で出ていたことは、

正直褒められたものではないと思います。

 

今まではっきり書いたことがありませんでしたが、

わたしが今までで唯一SS席で観劇した

「Melodia」のパレードの時、明日海さんが花乃ちゃんに

向けた表情や態度があまりにも冷たく、

ものすごくショックを受けたことがありました。

正直、今でも忘れられません。

 

あれが無意識でなく(無意識でも問題だけど)

感情をむき出しにしてやっていたことならば、

明日海さんが大人気ない人になってしまうので、

できれば信じたくありませんでした。

 

だけど、それも、今思えばその時のみりかのは

わたしが感じた通りなのだと思います。

 

そんな時期があったことは残念ですが、

宝塚の千秋楽で、一番感情があふれそうになっている

明日海さんを見て、

歌劇の明日海さんから花乃ちゃんへの言葉を読んで、

GRAPHの対談を読んで、

「金色の砂漠」を観て、

 

ホッとしたというか。

「よかったね」って言える。

 

どうか千秋楽まで、ますますお互いの距離を縮め、

素晴らしい舞台をつくっていけますように。

 

 

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「カルーセル輪舞曲」を見て気になったところ

 

NHKで放送された「カルーセル輪舞曲」について、

ネガティブに感じてしまったことを

書き留めておこうと思います。

 

ご不快に思われる方もいらっしゃると思うので、

そういうのを見たくない方はご遠慮ください。

 

 

***

 

衣装の使いまわしスパンが短い

パレード、びっくりしました。

トップコンビとロケット衣装以外、「宝塚幻想曲」の

使いまわしじゃないですか~~~!!!!

(まあ羽根は変えてましたけど)

 

もちろん宝塚において衣装が使いまわされるのは

重々わかっています。

予算のことなどもあるのでしょう。

だけど、あのお衣装って同じ稲葉先生だし

割と最近のお衣装だし

花組ファンからすればすぐ「あ、ファンタジア」

って気づいちゃうし、

ルーセルモードが一気にファンタジアに…

(わたしだけでしょうか)

 

みつるさんの使いどころが微妙

幕開き、みつるさんが水先案内人として歌いますが、

正直、みつるさんの歌唱力ではしょっぱなから

口角が下がってしまいました。

水先案内人の役を専科の方に任せることには

なんの異論もありませんが、なにも

お歌が得意でないみつるさんに幕開きから

高らかに歌わせなくてもいいじゃないか…

と思ってしまいました。

 

しかも、パレードでは3番手の位置にいますよね?

花組生として最後の公演では4番手(というか別格?)

だったのに…

専科でそこまで割り込まなくてもいいのに…

そこ、あーさにいてほしかった…

 

久しぶりの大劇場公演で、

劇団も配慮したのでしょうか。

みちこさんパターンを狙っているとも思えないし。

みつるさんの専科生としての立ち位置を

考えさせられたのでした。

 

すーさんのナゾの重用

いや、今に始まったことじゃないんですがね。

どうして管理職になってまで、と思うわけです。

NHKの放送でも、月組生で名前の字幕が入ったのは

たまきち、ちゃぴ、美弥さま、

そしてすーさんです。

組長だからと言われればそれまでですが。

 

しかも、パレードの並び順、

美弥さまの隣がすーさんでびっくりしました。

え、2番手の隣に組長ってあります?

いやーだったらそこにあーさとか

としゆりとかありちゃんとか

挟める人いっぱいいるじゃないか…

 

すーさんに罪はないのに

すーさんを嫌いになってしまいそうです。

 

 

 

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