ご無沙汰しております。
卒論に資格試験に遊びに()忙しくしております。
更新しない間にみちふうは宝塚を去り、
今日も月組ラインナップの発表がありました。
月組については、
「この作品でちゃぴが退団しないといいな」
と思いました。
ちゃぴには一本もので退団してほしくない。
さて、前回のエリザベートの感想を
今更ですがつらつらと語っておきます。
以後、「花エリザ」は2014年花組公演、
「宙エリザ」は2016年宙組公演を指します。
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花エリザを見た時の感想は、
「登場人物みんなわがままなエゴイストだなあ」
だった。
それぞれが己の欲求を満たそうとした結果、
それがぶつかりあって不幸になってしまう。
正直、共感し感情移入できるキャラがいなかった。
だけど、宙エリザを見て思ったのは、
その時その時、登場人物それぞれが
1番よいと思う道を選んだ結果、
その道が尽く交わらなかったんだなあ、ということ。
時代や出会う人が違ったなら、
もっと幸せな人生を歩めたかもしれない、と。
あまりエゴイスト感がなかったなと感じた。
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みりおんのシシィは、とっても気弱で、
いつも戸惑っている。
常に、
「どうやったら私らしく自由にいきられるか」
を探りながら生きている。
元々気弱だから、ゾフィと闘っても負けてしまう。
だから唯一の味方だと思っているフランツに
相談するけど、フランツはマザコンだったから
役に立たなかった。
いつも「どうして?どうして?」
って考えながら生きていたんだなと感じた。
で、いろいろ考えながら生活してきた結果、
1番自分らしくいられる世界をつくるための武器が
「自分の美貌」だということに気づく。
時を同じくして「妻の美貌が外交に役立つ」と
気付いたフランツは妻を頼りにしてくる。
ので、シシィはそれにつけこんで
「お母さまか私か」を選ばせようとする。
その結果フランツはシシィを選んで、
戴冠式あたりが人生の絶好調期。
そうやって自由を求めすぎた結果、
子どもをおざなりにしてしまうんだな…。
シシィは子どもの頃からずっと気弱で不器用で、
取りつかれたように「自由…自由…」
って感じで生きてきたのに、最後昇天するところで
トートに抱きついた時、あんなに顔をゆがめて
泣くのはなぜだろう。
歪みすぎて不自然に感じてしまった。
個人的には、もっと穏やかな表情を
している方がいいのにと思う。
理想の自由を見つけて、安堵している顔。